櫂
Kai
「櫂」について
「櫂」は、1995年当時、大阪体育大学のコーチング系に所属されていた田村清先生、作道正夫先生らが中心となり、1996年に第1号が発刊された。恵(めぐみ)、育(はぐくみ)、巧(たくみ)、望(のぞみ)の4つの“み”で章立てされ、主に現場のコーチの生の声をお届けするとともに、世界や全日本で活躍した学生の報告や栄養、心理などのコーチングクリニックなどをまとめ、年1回刊行している。
題字の「櫂」には、「俗に<櫂は3年、櫓は3月>と言われる。それほどにこの一見簡単そうに見える櫂を漕ぐという動作は難しいという。まさに?全て偉大なものは単純である?と言うことか。願わくば、この『櫂を漕ぐ』という小誌が、それぞれのスポーツ場面において、単一で、深くて、真なる自己との出会いの足跡とならんことを期待したいものである。」という意味が込められている。
表紙絵について
表紙と裏表紙の墨絵は、アムステルダムオリンピック(1928)の十種競技に参加し、国際的にもスポーツ画家として活躍した斎 辰雄先生(中京大学教授)が描いた絵である。1961 年、当時、東京大学教授で、東京オリンピック科学会議の事務局長であった加藤橘夫先生(元大阪体育大学学長)に贈られた。
表紙絵右下のサインは、大島鎌吉先生(元大阪体育大学副学長,第10 回ロスアンゼルスオリンピック三段跳メダリスト)と親交の深かったカールディーム博士のものである。オリンピック標語“ Citius, Altius, Fortius ”と共に記している。博士はオリンピック聖火リレーを構想し、ベルリンオリンピック(1936)の公式プログラムに組み入れた。
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