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2025.03.22

春のオープンキャンパスが行われました デジタルスポーツ体験会を初開催

 春のオープンキャンパスが3月22日(土)、熊取キャンパスで開催され、多数の高校生や家族らが参加しました。

受付や案内?誘導運営の中心となった学生チーム「Bow!can’s」のメンバー


 運営の中心は学生チーム「Bow!can’s」(ボーキャンズ)14人。受付や案内?誘導、説明会での司会などを担当しました。

 メーン会場のL号館では、午前10時から説明会が始まり、司会は陽本千咲さん(スポーツ科学部1年、城南学園)が務めました。

多数の参加者が詰めかけたオープンキャンパス


司会の陽本千咲さん


 原田宗彦学長はウェルカム?スピーチに臨み、1965年の開学から昨年のスポーツ科学部スタートまでの歴史を説明。「本学が大切にする価値観は学生ファースト、本学のテーマワードは『本物を学び、極める』です」と話す一方、「生成AIなどデジタルが進化する時代に合って、本学も一般教養として、デジタルスポーツに力を入れていきます」と強調。野球のデータトラッキング、ウェアラブルデバイス、ゲーム分析、メタバースなどを一般的な基礎知識として学ぶカリキュラムを準備していることを説明しました。

ウェルカムスピーチをする原田宗彦学長


 続いて、スポーツ科学部の三島隆章学部長は、スポーツを取り巻く環境がデジタルの進展によって変化している例として野球を取り上げました。米国の会社が大谷翔平選手の投球データを入力し、打席に立って、再現された大谷投手のスイーパーを体感する映像を紹介。三島ゼミで野球部のA、Bチーム、エース級の投手のストレートの球速、回転数、回転軸を計測し、データをVRに取り込んでゴーグルを装着した野手に球の切れなど主観的に判断してもらった研究を解説しました。「スポーツの科学的な分析が進むほど、バイオメカニクス、S&C理論、機能解剖学など、自分の体を理解し、効率のいいトレーニング方法を探る基本的な知識がさらに求められるようになっている」とし、6コースで得られる学びについて説明しました。

三島隆章スポーツ科学部長


 教育学部の金子勝司学部長は教育学部の4コースの特徴や4年間の学びなどを説明。「どのコースに所属しても最大4つの教員免許?資格を取得できることが教育学部の強みです」と語りました。また、1年次はボランティアを単位化して幼稚園、特別指導などの現場に行く機会を設け、2年時は9月から5カ月間にわたり毎週1日、近隣の小中学校でインターンシップを実施、3年時から教育実習に臨むなど、学校現場で得る学びを重視したカリキュラムを説明。元校長の教員5人が対策を練り教員採用試験に強いこと、配慮が必要な子どもたちに対応する特別支援の教育について学び、教育の幅が広がること、運動?スポーツを通して児童?生徒に寄り添える教員を養成することなどを特色として挙げました。

金子勝司教育学部長


 藤平祐司キャリア支援センター長はキャリア支援について説明。昨春、ミズノ株式会社に就職した体育学部?川﨑寛太さん、法務教官となった教育学部?山中彩友美さんのインタビュー動画を放映した後、全学生を対象に2年後期にグループ面談、3年前期に個別面談を必ず実施するなど本学ならではの手厚いサポート体制を紹介しました。

藤平祐司キャリア支援センター長


 また、スペシャルイベントとして、デジタルスポーツ体験会、バイオメカニクス測定体験会が開催されました。デジタルスポーツ体験会は、今年4月に開講するデジタルスポーツ論の授業の一端を紹介し、スポーツDX(デジタルトランスフォーメーション)を学ぶ魅力に触れてもらうために初めて実施されました。事前に予約した参加者が、情報処理実習室でバーチャルなインドアサイクリングとVRゴーグルを使った授業の内容を学生スタッフのサポートで体験。サイクリングではモニター画面に表れるコースを走り、坂道などで自動に変化する負荷を体感しました。

デジタルスポーツ体験会でバーチャルなサイクリングを体験する参加者

VRゴーグルを装着し、バーチャルの世界を楽しむ高校生


 バイオメカニクス測定会は、バイオメカニクス実験室で実施。室内でランニングするトレッドミルを体験したほか、石川昌紀教授の指導で、8方向への反応能力などを測定しました。

腰にロープで負荷をつけトレッドミルでランニングする高校生

石川昌紀教授(奥)の指導で反応能力の測定に挑戦する参加者


 また、キャンパスツアーは、「Bow!can’s」 の学生スタッフの案内でプロチーム並の規模を誇るS&Cルームやワールプールなど最先端の設備がそろうATルーム、各競技施設などを見学しました。個別相談コーナーでは、両学部の教員やスタッフ可以买滚球的app、4年間の学び、キャンパスライフなど様々な質問に答えました。

キャンパスツアーで陸上競技場を見学

個別相談コーナーも盛況だった


 オープンキャンパスに参加した大阪府の男子高校2年生は「大学に入っても陸上を続けたいので、クラブ活動が盛んな大阪体育大学のキャンプに参加しました。デジタルスポーツは初体験で、初めての感覚を味わえて楽しかった。オープンキャンパスでは、大学の先輩方が接しやすく、気軽に話しかけてくれていいなあと思いました」と話していました。

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