教育学部の髙宮正貴教授(道徳教育学)が邦訳した、オノラ?オニール著『正義と徳を求めて:実践理性の構成主義的説明』(法政大学出版局)が6月25日(火)に発売されます。
著者のオノラ?オニールは、ホルベア賞とバーグルエン賞という世界的な学術賞を2つ受賞しています。本書でオニールは、世界の中で普遍的に善いことや正しいことはあるのか?それとも、文化や共同体によって善いことや正しいことは異なり、世界で共有できる善さや正しさはないのか?この倫理学的な難問について、カント主義の立場から調停を試みています。
正義と徳について考えることは、学校の道徳教育で扱う内容項目の分析や正当化にもつながります。小中学校の先生や大学の研究者に広くお薦めしたい本です。
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