本学学生のスポーツ指導に顕著な業績を残した指導者に贈られる大島鎌吉スポーツ賞の授与式が、7日にL号館であった新年互礼会で行われました。
受賞したのは、功労賞が楠本繁生?スポーツ科学部教授(ハンドボール部女子監督)、浜上洋平?教育学部准教授(水上競技部女子監督)、横井光治?教育学部講師(硬式野球部女子監督)、奨励賞は藤原敏行?スポーツ科学部教授(体操競技部男子監督)の計4人です。
この賞は本学の初代副学長で1964年東京五輪強化対策本部長?選手団長を務めた大島鎌吉氏の功績をたたえて本学が創立50周年を迎えた2015年に創設されました。
選出基準は、功労賞は在任中にオリンピック?パラリンピック、世界選手権大会、アジア大会の日本代表や日本新記録の樹立、それに匹敵する成績を収めた選手の指導育成に顕著な功績があった指導者、奨励賞はインカレ優勝、ワールドユニバーシティゲームズ(旧ユニバーシアード)、全日本選手権大会個人3位?団体8位以内またはこれに準ずる成績を収めた選手の指導育成に顕著な功績があった指導者で、選考委員会で選考されます。
昨年、楠本監督はハンドボール部女子が全日本学生選手権で11連覇。浜上監督はパリパラリンピックで宇津木美都選手(教育4年)が100m平泳ぎ(SB8)で5位入賞。横井監督は第9回WBSC女子野球ワールドカップファイナルステージで白石美優選手(体育4年)がMVP?首位打者?ベストナインを受賞。藤原監督は第78回全日本学生選手権で田部壮一郎選手(体育4年)が種目別つり輪で優勝しました。
授与式は、楠本監督が参加できず、代わりにハンドボール部コーチの田中良?スポーツ科学部講師が野田賢治理事長から記念の盾などを贈られました。田中コーチは楠本監督から託された「どんな結果も選手が成し遂げたことだと思っています。選手は大学からさまざまなサポートを受けたことが結果につながったと思います」などのメッセージを代読しました。浜上監督は「宇津木選手は大学院に進学します。4年後のロサンゼルス大会に向けて世界で戦えるよう引き続き指導していきます」と、横井監督は「この賞はスポーツ科学センターの支援のおかげだと思っています。これまでのサポートに心から感謝いたします」と、藤原監督は「田部選手の大学に入ってからの頑張りがこの結果につながったが、本来なら田部選手をはじめ各選手の指導に尽力してきた佐藤寿治コーチが受けるべき賞だと思います。DASHアスリートとして大学から受けたサポートも非常に大きかった」と話しました。
また、授与式に先立つ新年互礼会のあいさつで、野田賢治理事長は「全国的に大学を取り巻く状況は決して明るくはないが、学園の創始者のひとりである野田三郎氏が好きだった『真摯敢闘』、しんどい中を必死で頑張っていこうという精神で浪商学園は進んでいきたい」、原田宗彦学長は「今後は学生を選ぶ大学から選ばれる大学にどう転換していくか、学園一体となって頑張っていきたい」と話しました。
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