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2025.09.17

ハンドボール女子ジュニアアジアVのU‐20日本代表 中尾主将らが優勝を報告

 ハンドボールの第18回女子ジュニアアジア選手権(会場?ウズベキスタン)で初優勝を果たしたU‐20日本代表。中尾藍主将ら大阪体育大学のメンバーが9月17日、大学で優勝を報告しました。

右から尾崎羽南、加藤真央、新垣陽咲、中尾藍、中村真心。前列左から野田賢治理事長、神﨑浩学長 【大阪体育大学】

右から尾崎羽南、加藤真央、新垣陽咲、中尾藍、中村真心。前列左から野田賢治理事長、神﨑浩学長


 大体大のU‐20メンバーは中尾藍(スポーツ科学部2年、京都?洛北高校)、GK多田陽南子(ひなこ、同2年、東京?白梅学園高校)、GK尾崎羽南(はな、同1年、山口?高水高校)、中村真心(まみ、同1年、千葉?昭和学院高校)、新垣陽咲(ひさき、同1年、沖縄?浦添高校)、加藤真央(同1年、昭和学院高校)の6人。うち欠席の多田を除く5人が楠本繁生監督とともに野田賢治?浪商学園理事長、神﨑浩学長を訪ね、優勝を達成したことを報告しました。
 ジュニアアジア選手権では、日本は予選ラウンドではライバルの韓国に21‐23で敗れて3勝1敗で決勝トーナメントに進み、決勝は20‐18で韓国に雪辱しました。6人のうち5人がU‐18、U‐20で代表を務め、2023年アジアユース選手権でも初優勝。2024年世界ユース選手権はベスト8と健闘しました。
右から尾崎羽南、加藤真央、新垣陽咲、中尾藍、中村真心。前列左から野田賢治理事長、神﨑浩学長 【大阪体育大学】

右から尾崎羽南、加藤真央、新垣陽咲、中尾藍、中村真心。前列左から野田賢治理事長、神﨑浩学長


 主将としてチームを引っ張り、大会のベストセブンにも選ばれた中尾は「U‐20で史上初のアジアチャンピオンになれてうれしい。優勝に自分が関われたのは貴重な経験」、中村は「アジアユースに続いて自分たちの世代で初優勝できた。歴史を変え、新しい結果を残すことができた」と振り返りました。
 決勝は終盤に韓国の猛追を受けましたが、GKの尾崎が好セーブを連発して勢いを止め、ゲームMVPに選ばれました。尾崎は「予選で負けたが、韓国の分析をしっかりできて決勝は万全の状態で臨めていたので、競った場面でも落ち着いて全員で勝ち切ることができた」と話します。
 韓国では、高校を卒業した有望な選手は主にプロリーグに進み、大学中心にプレーする日本との違いがU‐18、U‐20年代では指摘されることも多いといいます。そんな中での優勝に、加藤は「プロ中心の韓国とのレベルの差がよく言われる中で、自分たちが勝ち切れたことがうれしい」と話します。
 大体大は11月の全日本インカレで最長連覇記録を大きく超える12連覇を目指します。GK尾崎が「大学に戻ると、シュートは韓国より体大の方が断然速い。課題がたくさんあるのでインカレに向けて精度を高めたい」と話すように、メンバーは大会で得た手応えと課題をインカレ連覇に向けて活かしていきます。

 中尾藍 「大会で経験したこと、見つかった課題をしっかり修正して、インカレ12連覇に向けてチームに還元したい」
 中村真心 「初優勝で歴史を変えることができたが、大学で求められることは変わってくる。それをできるようにして、インカレの勝利に貢献したい」
 新垣陽咲 「自分は初の代表だったが、自分個人としていいプレーができず悔しい結果に終わった。練習を重ねて、自分の課題を修正したい」
 加藤真央 「コートに立ったら学年は関係ないと楠本先生に言われているので、関東のチームに勝ち切り、優勝に貢献したい」
 尾崎羽南 「決勝でゲームMVPに選ばれたのはうれしいが、課題はたくさんある。インカレに向けて精度を高めていきたい」

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