第34回全日本大学女子サッカー選手権大会は12月28日、準々決勝が行われました。

林寿珠里(すずり、スポーツ科学部2年、大阪桐蔭高校)
関西第4代表の大阪体育大学は大阪市?ヤンマースタジアム長居で関東第4代表の東京国際大学と対戦。粘り強く守り0‐0でPK戦勝利した2回戦の早稲田大学戦とは一転、積極的に得点を狙いに行きましたが、あと一歩決め切れず、後半10分に相手の速攻からゴールを許し、40分にも失点して0‐2で敗退。1月4日、東京?味の素フィールド西が丘で行われる準決勝進出は果たせませんでした。

試合後、主将としてスタンドにあいさつする草場千寛(体育学部4年、大阪学芸高校)
泥臭く守る「ジ?大阪」サッカーやり抜く
大体大らしいサッカーとは。選手が言う「泥臭い、ジ?大阪サッカー」の意味を、石居宜子監督は「粘り強くちゃんと守備をすること。それをいとわず、嫌がらないこと。走り負けず、最後は攻撃にも出ていけること。そこが泥臭さであり、体大らしさ」と説明します。
大体大は今季、その泥臭いサッカーに徹しました。関西学生春季リーグはリーグ最少3失点の堅守で5シーズンぶりに優勝。秋季リーグは他大学に対応されて得点力不足に苦しみ4位となりましたが、失点は春をしのぐリーグ最少の2点。堅守に手応えを感じてインカレに臨みました。
「泥臭さ」のハイライトが2回戦。2年連続で敗れている早稲田大学に対し、前線もDF陣も体を張って守り、無失点に封じてPK戦勝利につなげました。
準々決勝は2失点しましたが、走り負けず、粘り強く守りました。石居監督は「今季は、堅守をしながら点を取りにいくことにトライした年だったが、そこはやり切った感がある」と振り返ります。

川南葉夏(はな、スポーツ科学部2年、大阪偕星学園高校)
今年、泥臭く守れた要因は、過去2年、インカレで早稲田大学に苦杯を喫したこと。「早稲田としんどい試合を重ねる中で、選手が経験値を自分たちで蓄えて、今年、戦えるチームになった」と話します。

橋本結菜(ゆな、体育学部3年、大阪桐蔭高校)
DFの要の清悠香(きよし?はるか、体育学部4年、徳島?鳴門渦潮高校)、主将の草場千寛(体育学部4年、大阪学芸高校)、MF川浪実歩(まほ、体育学部4年、鹿児島?神村学園高等部)らが抜ける来季の課題は、1年生の代の台頭です。石居監督は「サブメンバーは今日の試合のメンバーのような走りはできない。泥臭さに耐える身体を作り直さないといけない。うまさは持っているが、これほど高いテンションでこれほどのメンタリティーを持って戦えるかということはまだまだ。今日の試合を経験し、それを感じてほしい」と話しています。

東瑞里(みずり、体育学部3年、大阪桐蔭高校)




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