チャレンジして自分自身を高めてほしい
大阪体育大学は1965年に西日本で初めての体育大学として設立され、今年で60周年を迎えます。1992年には大学院博士前期課程を立ち上げ、2001年には博士後期課程を開設し、学術の分野でも先行している大学です。また2015年には教育学部も新設しました。これまで多くの卒業生を輩出し、教育界、スポーツ界をはじめ公務員、ビジネスパーソンとして活躍している実績はまさに伝統の織り成す光景です。開学以来、スポーツ活動の実践を通じて教員や指導者の養成を大きな柱としてやってきましたが、一方で、スポーツ選手やその活動を支える立場やスポーツ活動や健康づくりをマネジメントする人材の養成にも力を入れています。
大阪体育大学の教育の特徴は、スポーツ科学?教育学に関する多くの分野の専門教員がいて、教員と学生の距離が近いということです。授業、スポーツ活動、ゼミ活動、研究、学外での様々な活動を、教員と学生が共に学び、高め合いながら展開しています。自分の目標を定め、それに向かってチャレンジしてこそ、人としての成長があります。その過程では思い通りに行かないジレンマや新たな発見で自身の価値観が変わることもあるかもしれませんが、学生一人一人の能力を最大限に高めるように教職員がともに支援していきます。
これからの社会が必要とするのは、「人と協働し、課題を発見し、解決に導く人材」と言われています。大阪体育大学の学生の特徴として、コミュニケーション能力、リーダーシップ力、行動力など非認知能力の高さが挙げられ、まさに社会に適した人材といえます。大学生活の中で自分の殻を打ち破り、自分自身を高めて社会に貢献する人材を輩出するのが大阪体育大学の目指すところです。皆さんの力で大阪体育大学を益々価値ある存在として盛り上げてもらえることを期待しています。
大阪体育大学 学長神﨑 浩